「遊び」が活きた空間です。

「LIXILメンバーズコンテスト2012新築部門　敢闘賞」

エクリュ代表・横山の自邸です。

支えてくれる方々の想いが、時には僕の想いと違った方向に向かう事もある。

そんな事すら楽しんで受け入れる「遊び」を実践した部分があったり、移り行く足羽山を眺めながらの生活を実現した事。また、美術品や調度品を置く為に収納を削ったりと、「遊び（ゆとり）」の空間をチョット頑張って設けたりしました。

そんな皆さまのお力添えが、カタチになったようなお住まいです。

シャンデリアやイスが置かれたテラス、表札まで、「遊び心の家」はファサード（外観デザイン）が先に決まり、その外観をキープした上で間取りなどが決まりました。
大きな窓は、ペアガラスのサッシの制作限界寸法となっています。

来客が多い「遊び心の家」。
また、２階がリビングになっており、自然とエントランスから２階にあるリビングに誘うように、色や形状で工夫しました。
また、階段室にはニッチがあり、美術品や調度品、花を生けるなど、訪れた方へのおもてなしを表現できるようにしました。

「遊び心の家」は独立キッチンを選択しています。来客が多い事がその理由です。
リビング・ダイニングには隠せる収納が多く、スッキリみせるように工夫しました。
また、日光の取り入れ方や照明計画にも工夫があり、安定した光により落ち着きを演出。
ウッドデッキなどにより広がりも演出しています。

“居は気を移す”と言いますが、子供たちに良質な環境を与えたいとも考え設計しました。
しかし、予算上、ひとり３帖程度のスペースしか確保できず・・・そこで出来る事を精一杯しました（因みに大人はひとり２帖）。結果、ご覧いただいた方が参考にされるような各部屋になりました。