強み・こだわり
“自分のまん中に、住む”ためのエクリュの住まいづくり
“自分のまん中に、住む”を合言葉に、ずっと続いてほしい暮らしを、探求。
「理想の住まいは?」と聞かれたら、どんな住まいを思い浮かべますか。
シンプルデザイン?庭を楽しめること?自由なリビング?ローコストの住まい?
これらは言ってみれば、理想に近づくためのパーツです。
【理想】を辞書で引くと、「目指す最高の状態」と出てきます。
「目指す最高の状態」は、パーツではなく、「ずっと目指し続けられる暮らし」だと思うのです。
エクリュでは、ヒアリングを通して、
お施主様の「何となくいい!(直感)」や「なるほど(理論)」を丁寧に拾い集めていきます。
そして、「ずっと続いてほしい暮らし」の“まん中”に何があるのかを探っていきます。
“自分のまん中に、住む。”を合言葉に、
お施主様と一緒に、住まいづくりを進めていきます。
想像を超えた「驚きの感動」ではなく、 自らを見極めた「より深い納得」を。
エクリュでは、完成後の、想像を超えた感動は生まれにくいです。
私たちは、お施主様の“まん中”探しを、お施主様と一緒に進めていくからです。
そうして作り上げた住まいに生まれるのは、「よし!」という大きな納得です。
例えば、議事録についての考え方。
普通ならば、議事録とは打合せの中身を周知・共有するために残しますが、
エクリュでは、ちょっと目的が異なります。
後日見たお施主様が、「私ってこんなこと考えてるのか!」と、
自らを見つめ直してもらうことを目的に、議事録を残しています。
つまり、ちょっと間をおいて、客観的に自らの言葉を見つめることで、
「自分の“まん中”」の発見をしてもらうのです。
大切さを金額で数字に。 “自分のまん中”をカタチにする仕組み。 ~エクリュの原価オープン~
「ずっと続いてほしい暮らし」へたどり着くための、住まいづくり。
そのための“自分のまん中”を探求していくプロセスには、
当然、言葉や数字にして、見える化することが必要です。
大切なこと、重要な度合いの違いが、あなたの“まん中”らしさを描いているからです。
ではどうやって、その度合いの違いを表すか?
それを可能にするのが原価オープンの見積書です。
一般の見積書の金額には、建てる会社の利益が入った金額が表示されています。
それ自体は悪いことではありません。
問題はその、利幅や利率(利益の大きさ)の違いにあります。
住まいづくりの場合は、利幅の違いは、「仕事」の量や「仕事」の質など理由ではなく、
仕組みなどの「都合」によって生じているのです。
私たちは、このことがお施主様によるニーズの判断を狂わせてしまう要因になると考え、
エクリュの利益を入れない原価表示の見積書を作成しています。
見積書には、当然、エクリュの利益額も表示しております。
“自分のまん中”を探される方のお力添えをしたい私たちが、
覚悟して決断した手法、それが原価オープンの見積書の採用です。
私たちは、ニーズ(自分のまん中)をカタチにする会社として、
納得の住まいづくりを応援します。
デザインとアート
誤解されやすい「デザイン」という言葉。
まず、「デザイン」という言葉の認識についてお話したいと思います。いろんなシーンでよく使われている言葉ですが、よく誤解されやすい言葉でもあります。その原因の一つとなっているのが、デザインに似た言葉「アート」でしょう。私たちがアートの定義としてとらえるのは、自らの中から湧き上がる感情や想いなどをかたちにすることです。これに対してデザインは、クライアントなどお客様の想いやアイデンティティなどをかたちにする仕事です。
「ニーズ」があり、「機能」があり、 「美」が備わっていること。
また、デザインには具体的な機能も含まれていると考えています。椅子を例にするならば、「座りやすさ」という機能もデザインであるため、「デザインはいいけれど座りにくい」というような言い回しはまちがっていると思うのです。そしてもうひとつ大事な要素として、人を感覚的に惹きつける「美しさ」があります。求められている「ニーズ」があり、応える「機能」があり、そこに「美」が備わっていること。それがデザインだと考えています。
ニーズとウォンツ
例えば、正規品とリプロダクト品。
デザインに対するアートのように、ニーズにもよく似た言葉があります。それは「ウォンツ」です。例えばここに、デザイナーのアルネ・ヤコブセンがデザインしたスワンチェアがあるとします。正規品(フリッツ・ハンセン)の新品はファブリックのものでも約50万円以上、革製だと約100万円の値段です。徹底した品質チェックを受け、保証やアフターの体制も万全です。そして、同じくここに、見た目は正規品とほとんど変わらないスワンチェアのリプロダクト品(版権切れの製品を正規メーカー以外が製作した製品)が、5万円以下の安価であったとします。あなたなら、今、どちらが欲しいですか?
ニーズがなければ、デザインは生まれない。
「正規品には憧れるけれど、そこまでこだわらないからリプロダクト品でいいや」というならば、正規品に対するあなたの意識は「ウォンツ」です。「いや、私にとって必要なんです!」とご購入される場合は、「ニーズ」ということになります。つまりニーズとは費用対効果のバランスの合っている状態。住まいのデザインが求めるのは、ウォンツではなく、ニーズです。「欲しい」ではなく「必要」。お施主様のニーズがなければ、デザインは生まれません。そのために、弊社の建築デザイナーはお客様と対話して、お客様の中にあるニーズを引き出します。
ニーズの分析
イメージマップの使用による潜在的ニーズのキャッチ。
初にお客様がご希望される住まいのイメージは、直感的で数字や言葉にしにくいものであることが多いです。ただ、そこには、真意や傾向といった潜在的なニーズが隠れています。弊社のデザイナーはこの「潜在的なニーズ」を引き出すツールとして、イメージマップを用います。これは、写真など直感的な要素を並べてお客様の想いをイメージで理解する方法で、言葉にできないニーズに対しての共通認識を持つのに役立ちます。イメージマップを使用する方法は、立体的な空間のご要望を受け取ることに最適で、色調やトーン、家具なども含めたニーズを捉えることができます。
「建築の5品質」による分析。
対話やイメージマップによるコミュニケーションでお客様から得たニーズについて、本当に共通認識を持つことができているかを確認する必要があります。その際に私たちが用いるチェック基準が「建築の5品質」です。これは「社会性」「芸術性」「機能性」「経済性」「生産性」を指し、これら5つの品質の軸にお客様から得たニーズをあてはめて分析していきます。
【社会性】
立地条件を十分に考慮して確認します。
建築の持つイメージや時代性、環境との距離などを探っていきます。
【芸術性】
お客様の感覚を建築にどのようにフィードバックしていくのかを、
形状・素材・色彩などで表現。お客様のアイデンティティを探ります。
【機能性】
安全性・利便性・快適性・耐久性それぞれの切り口から、
お客様の生活スタイルや動線計画を探っていきます。
【経済性】
維持管理の経済性も含め、
あらゆるニーズの費用対効果を探ります。
【生産性】機能性の一部でありながら生産性に結び付く品質。
性能の安定や経済性について特化して探っていきます。