強み・こだわり

カネイが手掛ける現代町家~長州町家~

建物の基本設計・意匠監修は、建築家・趙海光(チョウウミヒコ)さん。コーディネイト・施工・緑化を、株式会社カネイが担当しています。
「町家憲章」をコンセプトとしてつくられています(◇部:憲章文引用)。

建物の基本設計・意匠監修は、建築家・趙海光(チョウウミヒコ)さん。コーディネイト・施工・緑化を、株式会社カネイが担当しています。
「町家憲章」をコンセプトとしてつくられています(◇部:憲章文引用)。

◇美しい街並み・景観をつくること

◇美しい街並み・景観をつくること

山の稜線へと、流れるような「片流れの屋根」と、昔ながらの土壁をモチーフにしたような「下屋」壁面の凹凸が、落ち着きとともに、精悍な佇まいをみせています。
また、敷地内に配された石は地場産の天然石(分譲住宅地の造成にも使われています)を配し、職人の「手」による仕事となっています。

◇緑に溢れる家であること

◇緑に溢れる家であること

通りに面し、コウライシバによる法面緑化を施し、ベンチ傍には、シンボルツリーとして「マテバシイ」を植樹、北庭から「ホルトノキ」「ヤマボウシ」など、国内の樹木を選定しています。

◇長い必要・好み・寿命に応える家であること◇地震で倒れない家であること

◇長い必要・好み・寿命に応える家であること◇地震で倒れない家であること

スケルトン(構造)・インフィル(設備・内装)を考えた「すまい」をつくります。
「かわるもの(内装・設備・家具など)」と、「かわらないもの(構造・躯体など)」とをよくみきわめ、整理をすることがとても、たいせつです。
あまり必要性を感じないものに、お金をかけることは、もったいないですね。
「いま(現在)をかたち」にするのではなく、家族の「くらしかわり」をかんがえること、が「すまいづくり」なのです。
また、できあがったすまいが、地震や台風などで壊れてはいけません。
長州町家は、性能表示の「耐震等級2(以上)」をまもり倒壊しない住宅をつくります。

◇風がよく通る家であること

◇風がよく通る家であること

長州町家は、「引き戸」を多用します。お客様がいらっしゃるときや、季節に応じて「開けたり閉めたり」できる、ちょっとした可動式の間仕切にもなります。
窓と組み合わせて使うと、室内の「空気流れ」をよくしてくれます。

◇きれいな室内空気の家であること◇木をたくさん用いる家であること◇土・紙などたくさん用いる家であること

◇きれいな室内空気の家であること◇木をたくさん用いる家であること◇土・紙などたくさん用いる家であること

長州町家は、山口県産の杉材を柱・梁(桁)などに、「適材適所」で使用しています。
また、むかしながらの材料(しっくい・和紙・珪藻土・無垢板材)を、バランスよくつかっています。
「天井の高さ」や「開口部(窓)」「あかり(照明)」などが、材料本来のもっている質感を惹き立たせてくれています。
そして、これらの材料はデザインだけでなく、室内の「湿気」や「ニオイ」などを、うまく「吸ったり・吐いたり」しています。

◇楽しくお手入れできる家であること

◇楽しくお手入れできる家であること

「デッキ」や「一坪里山」は、住まい手の工夫と知恵で年々、成長していきます。
一坪里山に植えられている野草は、「田圃や畦道」に生えていたもの。
カセット式の「里山」で育成したものを「庭の余白部分」に植え替えたり、ご近所などと分けあいながら、その地域ごとに四季を織りなす繊細な花をつける野草を残していければとおもいます。
「あるべき場所にあるがまま」が、じつはいちばん「美しい」のです。

◇その家は前を通る人の家であること

◇その家は前を通る人の家であること

「すまい」は、まわりから閉ざすものではありません。
むしろ、積極的にご近所との関わりあいをつくっていくための「装置」であると考えたほうが自然です。
「ベンチ」や「シンボルツリー(マテバシイ)」など「おとな・こども」が集まれる「しかけ」が、ここにはあります。この「現代町家~長州町家~」から、次の世代に受け継がれる「もの」を、くらしのなかで家族の成長とともに育んでいきたいとおもいます。