土地は資産としても考えていた

この場所に決めたのは、近隣の環境や、元々近くに住んでいて安心感もあったからです。
あと、私自身が金融業で働いているのもあって、「建物自体はいずれ価値がなくなるかもしれないけど、土地はそうではないのでこだわろう」という想いがあって、この土地に決めました。

建物自体については、僕は広さとかカタチ、間取りにこだわりました。
玄関ホールから直接ファミリークローゼットを通って洗面所に行ける間取りの構成
元々愛用していた大きなダイニングテーブルが収まるリビングの広さ、ワインセラーを置くスペース
それらのこだわりに設計の伊藤さんが「全部できます！」と言ってくださって。
要望に対する応え方がよかったですね。

わたしはシンプルなものや天然素材が好きなので肌触りがいいもの、質感とかは結構こだわりました。
オープンキッチンの天板はクォーツストーン（天然素材）で造られたもので重厚感を演出してくれます。トイレの壁にはエコカラット、玄関ホールの壁には石目タイルなどにこだわりました。わたしの指定した製品の採用と仕上がり状態についての打合せは営業の井澤さんがいろいろと調べてくださって、本当に伊藤さんと井澤さんのコンビで良かったなと思いますね。

始終、いやな顔をせず聞いてくださって、すごく言いやすかったのと、相談しやすかったのと、
プラス、最後はちゃんと造ってくれる。
うーんって頭を捻っておられたときはあったけど、結局最後は叶えてくださいました。
家事を助けてくれるガス衣類乾燥機、トイレには、消臭効果のあるエコカラット、水廻りにはフロアタイルを使いたくて。おしゃれな手洗い器や壁に埋め込まれた鏡などいろんな思い入れがありました。

朝、パーチカルブラインドを開けて光が入った時、すごく気持ちがいいですね。
ここにもこだわりが詰まっていて・・。
カーテンレールを天井に埋込んで、自動で開閉ができるブラインドを付けました。
最初は、窓はそんなに沢山いらないと思っていたんですけど、伊藤さんに窓のレイアウトを提案していただいたおかげで、明るくデザイン的にも良くなって、つけて良かったなと思いました。

リビングにつづく洋室があるのですが、ここも仕切りがなく吊り戸をつけてリビングと一体感をもたせました。
今は目が届くところで子どもが遊んだり、勉強をしたりするスペースになっていますが、いずれ夫婦の寝室にするかもしれない、未来を見据えた設計です。
中庭もプライバシーを守り、外のリビング的な考えで、間取りを考えました。
窓の高さが標準じゃないんですよ。伊藤さんが提案してくださって、窓や建具をオプションで2ｍ40㎝に高くしたらとても開放的で、きもちがよい空間になりました。